2009年 04月 10日
再録1999
市がまだダラダラと準備中なので、ヴィクトリアバラックスの横、オックスフォードSTを走るクルマ眺めながらサンドイッチ食べる。
バザーはガラクタ市といった風情で手作り品も多くオモシロい。大きく猫の顔書いたペンケース買いたかったがまだ長い旅のこと思ってやめた。
ベンチで一休みしてると浮浪者がごろごろいるのに気づく。地べたに寝転がるのはもちろん、なぜか屋根の上に寝てるヤツもいてまるでノラ猫である。仲代達矢みたいな浮浪者が時間を聞いてきた。なにかせびるつもりだろう。カバンから目覚まし時計取り出して見せるとちょっと驚いて「サンキュー」と言ったままどっかへ行ってしまった。
ギャアギャアねだってうるさいウミネコにポテトばらまいてロックスに行く。
ここでもバザーらしきものやってて賑わっている。「宅配便で送れます」なんて日本語で書いてあるとちとゲンナリ。
ジャンボマックスみたいな道化師。ちょっと夢に出てきそうなブキミさ。
観光客賑わうロックスも上の方へ行くと店もなく人通りも少ないのでスケッチする。
この国はどんなに人が出ていても五時過ぎには店じまいしてしまうので帰ることにする。
街で日本の丼物屋を見つける。マンガも置いてあり久々むさぼるように読む。カツ丼頼んだら「ビーフ?ポーク?チキン?」などと聞く。カツ丼はトンカツに決まってるでしょ!店内は外人ばかり。スキンヘッドにタトウーのヤツがストローでカルピス飲んでたり、若いカップルがワイン傾けて「チアース!」なんて言いながら天丼食べてると可笑しくなる。若い日本人女性が入ってきたので声かける。関西弁だったがここでは同じ日本語なんでホッとする。パースからラウンド始めたと言うから自分と逆だ。「度胸あるね、一人旅なんて」「いやあ、ほんまたいへんですう」「じゃ、道中気を付けて」で別れる。言葉が通じるっていいなあ。