2009年 04月 14日
再録1999
タダのシティサークルに乗りスペンサー駅へ。中心街は外人だらけ。メシ喰おうとぶらつくと結構な行列。なに食べてるかと思ったらいなり寿司だった。
デパ地下のフードコートはビジネスマンでいっぱいだ。皆なぜか黒いスーツだ。女性も黒でまとめており、金髪、白い肌にグラサンでカッコいい。明るい色着ているのは年寄りばかりだ。
ライスカレー食べたかったが、安い!の表示にカレーセットにしたらナンが出てきた。コメ喰いたい!まわりを見ると焼きそばフォークで喰ったり、ラーメンをものすごく困りながら箸で食べてるレディがいる。箸使いなっちゃねえなあ。
聖パトリック大聖堂に行ってみる。ソッと扉を開けて中を覗くと、思わず息をのんだ!高い天井と、ずっと前方には祭壇があり、西日が差し込んで淡い光に包まれている。敬虔な気持ちになる。あまりに幻想的な空間で生まれて初めて見る光景。
室内は撮影禁止だし、写真ではこのスケールが収まらない。よし、スケッチしよう!眺めて写真に収めるのは簡単だが、この光景をココロに刻むには絵に描くのがいい。荘厳な雰囲気の中、淡い光に包まれて描き取ることだけに集中する。自分だけに許されたこの時間に感謝しつつ、隅々まで良く見て描いた。こういうことが出来るから、自由な旅はいい。
シティで晩飯。「スシとラーメン」というスゴい組み合わせの店発見。日本人の青年とその母でやってるらしい。味はまあ普通だが醤油と味噌の味が楽しめるのはありがたい。日本人のオッサンの団体が大騒ぎしてる中、一人の外人女性が来てラーメン食べてたから、この地に定着してるのだろう。メルボルンは日本の商社マンも多く、そうした人が常連なのだそうだ。ラーメンのスープを一滴残さずたいらげる。