忙しい年末に風邪引いた。不覚。熱があるって思いたくないから測ってないけど、たぶん、ある。フワリとした感じが、自分のカラダという乗物に自分が乗っかってるみたいでオモシロい。それがさらに車という乗物で仕事してるから、フロントガラスに映る景色はマニピュレーターのモニターのようだ。
それでも、なんだかのんびりしている。手を添えてるだけでまっすぐ走る車の流れは、穏やか。遠くまで澄んでいる冷たい空は、年末どころか正月のノンキさだ。これって、今年もあと少し、とゆーユル〜い気分があちらこちらから醸成されて、空気中に放出されてるからなんじゃないだろうか。「えーと…、あの人は大阪。あの人は四国。京都、茨城、栃木、所沢、府中…」。一時、大宮を離れる人を思い浮かべながら、ゆるゆると走る。