2011年 03月 18日
黒電話
今の機械はなんでも電気仕掛け。ガスはきてても火花飛ばすことができなくてレンジ使えないとか、電話線生きてても子機送信機能のために電気仕掛けになってて使えないとか。これって便利なのか?
ジリリーンと黒電話がイキイキと鳴る。家人が子供のようにはしゃいでいる。シンプルながらいとおしい。これぐらいの時代のほうが暮らしやすかった気がする。
これなら停電でも通じますね。
でも、話相手のうちにも黒電話があるのでしょうか???
固定電話は停電しても電話局交換機から直流ー48V電圧が常時掛かってますので停電時でも端末機器を改造して変圧すれば電力の確保ができます。ノートPC、携帯充電程度なら可能かも。しかし有線電気通信法と電気通信事業法の違反です。
マスターが奥に陣取るあの長方形のカウンター、いつもなんだかカトリックの告白箱のように見えていたんですよ。客である自分がこっち側に座り、向こう側に座る〝神父〟になんだか脈絡もない愚痴だとか、聞いてほしいことだとか、とにかくダラダラと話してね。でも、それがすごく居心地がよくてですね、この店、本当にいい店だと心底から思っています。
と同時に、おそらくマスターは毎晩、こんな話聞かされて辟易しているんだろうなということも考えたりしていたわけですね。それで悪いなと思いつつも、それはやっぱり商売だし、飲み屋の宿命だから当然だ! などと相反する感情も抱えつつですね。
地元で働くことのできない私は、妻子を残して都内に出るのって、今とくにストレスがたまることなんですよ。ここ一週間、あいつら大丈夫かなって思うと、仕事も手につかず、電話してもつながらなかったりするでしょう。
吹っ切れない今みたいな時に、マッチの存在は、なんというのかな、灯台のようなところというかね。今日だって、セブンイレブンのあたりから、明かりがついていたらいいな、なんて思いながら、歩いてきたんだから。閉まってたんだよね。
どういうポリシーで店を閉めているかはいまいちよくわからないけど、
そろそろ店開けませんか?
近所の人の顔、友達の顔を直接見て直接話して安心したいんですよ。
みんなもそう思ってると思う。
ネットがあるから一応みんなとコミュニケーション取れるけど、
そうじゃなくて直接会ってね。
お互いの家族のこと、仕事のこと、計画停電のこと、食料のこと、
ガソリンのこと、放射能のこと、不安に思ってることや困っていることに
ついて情報交換したいんですよ。
お酒を飲むだけじゃなくて、地域コミュニティの場という機能もマッチは
あるんです。
だから物事が落ち着いてからではなく、大変な状況にある今だからこそ
必要なんです。
平時ではなくいわば有事、そんな時、本当にみんなが求めているときに
限って、それを拒否して閉め切っているとしたら、すごく残念に思います。
超猫男さんも少しお酒を控えめにして、帰りの電車をちゃんと確認して
おいて欲しいです!
これは別に自粛という意味ではなく、何か起こった時、いざという時に
すぐ動けるようにしておかなければならないからです。
開けるのなら、今日辺りいいタイミングじゃないですか?
土曜日だし。
さすがプロ。こーゆーこと「も」詳しいんだ。電話のベルの威勢の良さは、「元気出せ!」って言ってるみたい。
・のさん、熱いコメントありがとうございます。ブログでの活発な意見交換は、まんまマッチの店内ですな。あんな小さな店がそんな風に見えているなんて思ってもみません出したよ。でもここはあくまで日常のスパイス。現実は変わっていません。いつものようにのんびりってわけにはいかないですよ。
・「非常時」って言葉使うからには、その重みも実感しない
と。酒は紛らすことはあっても、解決はしないよ。
・ご家族ご無事で何よりです。地域コミュニティの重要性は理解しますが、そこまでの大役を負っている気はないなあ。
それらしいかな?って思うのは、早番の方ですよね。ほぼ定刻に来て帰る。節度があって成立するのがそれだと思います。
・ご来店の意思はありがたいのですが、ママチャリで、なんて言ってるあたり、非常時と意識してないだろ!