いにしえ模型 マツダ カペラ ロータリークーペ

ロータリーゼーションの一翼、風のカペラ。
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三輪トラックから本格的な自動車メーカーへの脱皮を画策していたマツダは、先行するライバルとの差別化を図るべく、未来のエンジンと称されたロータリーエンジンの実用化に着手。「悪魔の爪痕」チャターマークなど、開発は困難を極めたが、本家NSU(現アウディ)もサジを投げたREを見事実用化。ロータリーゼーションに燃えたマツダは自社製品のほとんどにREを搭載、マイクロバス(パークウェイ)から果ては軽(シャンテ)までに搭載を計画していた。オイルショックで惜しくも夢砕けたが、REにかけたマツダの意気込みは半端じゃなかったのである。

初代カペラはサバンナよりやや上質、という立ち位置で、鮮やかなオレンジやライトグリーンやパープルメタなどモパーを意識したカラーリングでなかなかカッコ良かった。この頃のマツダ車はどれもアメリカンなバタ臭さが魅力である。その後REからレシプロ専用車になったカペラ(海外名626)はヨーロッパで人気を博し、車名を一新してアテンザとなって今に至る。

クルマでスキーに行ってた頃。明け方の東北道を結構な速度で飛ばしていると、バックミラーに異様に幅の狭いクルマが付いてきているのを確認した。日が差して判明したのは白いカペラ。初期のRE車はパワーがあるがシャシーはダメと言われていたが、最新型(当時は)のホンダ車にいつまでも喰らいついてくる様は戦慄を覚えるほどだった。

今回の模型はバンダイ1/20初期のもの。このシリーズはボンネット、ドア、トランク開閉でエンジンルームも再現されている、当時でいう精密モデルだ。組み立てるとガタガタで、子供には難しく、大人の模型という感じがした。バンダイのカペラは生産数が少なく、模型屋巡りをしてもついぞお目にかかれなかったものだ。ネットにあったジャンクを余ったパーツの寄せ集めでなんとか完成させた。エンジンルームのロータリーエンジンは実車同様コンパクトに再現されている。模型化に恵まれなかった初代カペラ、カタチにできた喜びは、大きい。
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by match_boxes | 2013-01-20 23:55 | いにしえ模型 | Comments(0)

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