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いにしえ模型 マセラティ3500GT

オーロラの救世主。
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マセラティはイタリアの高級車だ。スーパーカー世代にはボーラとかメラクがお馴染みだろうが、個人的にはミドシップのスポーツよりGTのギブリ、カムシンのほうが好みである。長距離を早く快適に移動するグランツーリスモ、その信頼性でマセラティの名声を高めたのが3500GTである。1957年から1964年まで生産とあるので、50年も前の車である。高性能かつ豪華なGTが成立する土壌が、欧米には既にあったのである。

30年ほど前、自動車の絶版プラモデルがちょっとしたブームになった頃、バンダイがモノグラムの金型で再販したのを見たのがこの車を知るきっかけだった。その頃はこのモデルを手に入れておらず、遅まきながらオークションで古いモノグラム版を手に入れた。そのモノグラムにしても、今は無きオーロラというメーカーの金型を引き継いだものであった。
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人々が憧れたGTのキットは、とても手強い。1/25というスケールで全開閉。サスペンション周りも絶句せんばかりの細かさだ。50年も前のキットだとしたら、瞬間接着剤もない時代にこれをキチンと組み上げられた人は居たのだろうか?。

マセラティ3500GTの生産が終了した年に私は生まれた。このキットは10歳では作れなかったろうし、20歳でも最後まで組み上げられたか判らない。齢半世紀となったいま、様々なケミカルやディバイスの助けを借りて50年前のモデルを組み上げることができた。半世紀の時を超えてオーロラのキットは私を楽しませてくれたのだ。
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by match_boxes | 2014-03-21 23:30 | いにしえ模型 | Comments(0)

小箱なバーの毎日

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