2014年 02月 21日
いにしえ模型 日産スカイラインクーペ350GT
世界戦略ブランド、インフィニティのコンセプトカーとして当初発表されたXVLだったが、それがV35スカイラインとなった。硬派なスポーツセダンとして国内で絶大な人気を誇ったスカGだったが、その精神的基盤は直列六気筒エンジンにあった。それがV6へ、外観もそれまでとは全く違う流れるようなボディラインとなり、これはスカイラインではない、と愛好家達を戸惑わせた。しかし、インフィニティG35(スカイラインV35)は人気を博し、世界戦略車として成功をおさめた。
スカイラインはスポーティであるがスポーツカーではない。基本はセダンという実用車であり、スポーツカー然としたクーペであってもセダンベースである以上、スポーツカーとは見做されない。セダンベースの2ドア車はかつてはサニーからセドリックまでラインナップされていたが、いまやスカイラインだけとなった。長いホイルベースのファストバックはなかなか優美で、スペシャリティカーと呼びたくなる。
汗臭いスポーツカーではなく、優雅なスタイルのスペシャリティカー。大人にはそんなクルマが似合う。今や稀有になった佇まいがV系スカイラインクーペにはある。ただ、残念なのは汗臭い走り屋のイメージを払拭できない「スカイライン」という名前が付いていることだ。
後ろにスカイラインと入ってますか?
それともインフィニティでしょうか?
いきなり質問すいません。