2008年 09月 20日
ひとつ星落ちた!
今のミニカーは実によくできている。カタチもしっかりしていて繊細な塗装がなされ、感心する。でも、立派なケースに入れられた鑑賞を前提としたものにはあまり魅力を感じない。やはりミニカーは手のひらにのせて転がして遊べるのが本質だと思う。
マッチボックスは経営母体を次々転籍させられ、今は皮肉にもかつての宿敵マテルの一ブランドとなった。プロポーションとコストを計り、可動部分は省かれている。それでも、小スケールミニカーのパイオニアというブランドとスピリットは受け継がれた。可動部という特徴をもったミニカーはトミカが継続しているくらいのものだ。ロンスターは80年代に操業を停止したと言う。
もう、ロンスターのような凝ったミニカーが出てくることはないかもしれない。
それでも、私の中でひとつ星はいまでも輝き続けている。