2009年 04月 27日 ( 1 )

再録1999

4/27 まだバスに乗っている。一眠りしたかどうかもわからぬ浅い眠りの後、右側の窓に朝日が地平線から昇ってくる。まっすぐ北に走っているから右は当然東で朝日が見える。実に単純な位置関係だ。アデレードからアリススプリングスまで1635Km。おおよそのジャーニータイム24.5時間。丸一日バスに乗ってる。
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クーパーピディで数名乗り換え。サーフボード担いだ若い男がやたらオレをチェックしてたがエルドンデで乗り換えた。またバスに乗りエアーズロックまで行くらしい。若いってなあムリがきくね。

内陸部は赤土と灌木のアウトバックだ。砂漠と言っても草木は生えているが生活するにはキビシそうなところだ。車にはねられた獣に黒い鳥が群がっている。エアコンの良くきくバスにいるからぼんやり眺めているが、外は灼熱地獄のはず。バスがエンコしたらどーすんだろ、なんて考えてしまう。
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最後の休憩所に着いたらオレひとりバスに閉じ込められてしまった。外にいた乗客に「あけてくれ!」と頼むが開かず、外のヤツは笑いながら「足で蹴破れ!」とジェスチャーしてる。グレハン係やってきて脱出。暑い。ハンバーガーを外で喰おうとしたらハエがやたらと寄ってくる。ハエはなにか珍しい物に興味を持って寄ってくる、とゆうカンジでところかまわず飛んでくる。メガネかけてなかったら目にタカりそうだ。たまらずバスの中で食べる。

内陸に行けば行く程巨大な岩山がそびえてきて、インディアンでもいそうな雰囲気。なんか、エライとこ来ちゃったなあ...。樹木の無い自然は初めて見るので気分的にもチト緊張。この先街なんてホントにあるのか?

延々赤茶けた大地を走るとアリススプリングスが見えてきた...なんて小さい街なんだ!グレハンのターミナルに着く頃には街のほとんどを見てしまったようなものだ。強い日差しの中に降り立つと明らかに今までと違う街の雰囲気だ。あちこちにアボリジナルたちがいて、中南米辺りに来てしまったような気がする。それでも、24時間営業のコールズはあるしマックやピザハットもある。ショッピングセンターもモールもあるので都市部とと同様の生活はできる。
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                  ↑暑い〜!

宿は4人部屋のドミトリー。夕方のんびりしてたら年輩の宿泊客が自炊で夕食を作っている。オレも自炊するか。ツナ缶とパン買ってきてはさみ、フォーエックスで流し込む。なんだかなあ。でもマズくはない。外からドビュッシーが聞こえてくる。外に出ると大きなスクリーンを貼って昔のアボリジナルの記録映画を写している。80年程前のアボリジナル本来の生活が見られて面白い。ホントにこんな生活があったのかと驚くと同時に、短期間に文明によって失せてしまった少数民族を思うと複雑な気がした。
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by match_boxes | 2009-04-27 12:02 | 雑記 | Comments(0)

小箱なバーの毎日